洗練されたグレージュインテリアに包まれて、心地のいい空間を楽しむ – myhousegram48さん

洗練された独特のグレージュトーンのインテリアが、優しげで心地のいい空気感を醸し出しているmyhousegram48さんの注文住宅。おしゃれなカラー使いもさることながら、家族が暮らしやすい工夫を取り入れた間取りや動線についてもお話をお伺いしました。

基本情報

インテリアセンスが光るLDK

『グレージュ×ホワイト×オーク』のキーカラーで包まれたmyhousegram48さんのLDK。明るく開放的で清潔感があり、ご家族にとって居心地の良い空間のようです。

・傾斜がついた高天井のため日当たりが良く、梁がアクセントとなった明るいダイニング
・グレーの腰壁と背面の飾り棚がおしゃれなだけでなく、使い勝手も良いキッチン

クロスや家具選びなどにこだわられた、思い入れの感じられる空間ですね。

LDKに求めたものは広さと空間のメリハリ

とにかく広々としたリビング・ダイニングを求めていたというmyhousegram48 さん。

myhousegram48さん：「親も子どもも、のびのびとくつろいで過ごせる空間にしたかったんです。いずれ子どもたちが成長してからも、それぞれがリビングやダイニングに集い、好きなことをしながらも共に時間を過ごす。そんなふうに家族を、家を、時間をかけながら育んでいけるような場所がつくれたらいいなぁと思っていました。」

そのため、広さに加えプライバシーの確保も優先的に考えられたそうです。L字型のLDKを採用することでメリハリのある空間を実現できたと言います。例えば、テレビが見えない位置に学習カウンターをレイアウトし、家族の気配を感じながらも自分の好きなことに没頭できる環境を整えました。

また、テレビを壁掛けにしたり、テレビボードやサイドテーブル、フラワーベースを白でまとめたりといった工夫を加えることで、リビングをすっきりとした空間に保ちました。

ーリビング・ダイニングをつくる上でほかに工夫されたことはありますか？

myhousegram48さん：「より広く見せるために明るいトーンのインテリアに仕上げました。『ホワイト×グレージュ×オーク』を基本にして、黒はポイント使いをしています。クロスは反射性が高く凹凸の少ないものを選び、より空間を広く高く錯覚させる効果をもたらしています。大きな窓から降り注ぐ太陽の光がリビング全体を明るくしてくれます。」

myhousegram48さんの見事なまでのカラー使いは、広さを演出することがきっかけのひとつだったんですね。またダイニングの天井の梁は、そんな優しい印象のグレージュインテリアの素敵なアクセントになっています。

ー次に、キッチンのこだわりを教えてください。

myhousegram48さん：「キッチンのサイドにブックシェルフを作りました。お気に入りの本やレシピ本をすぐに手に取って、キッチンで楽しい時間を過ごせるよう工夫しました。」

そこで過ごす時間を楽しいものに…という思いでつくられたmyhousegram48さんのキッチン。背面には好きな小物やドライフラワーをたくさん飾り、見ているだけで癒されるよう、「私の城」気分を演出されているそうです。気分や季節に合わせて背面のインテリアを変えるのが、くらしの中での楽しみの一つだと話してくださいました。

ほかにも、キャビネット以外にパントリーを設置して、収納をたっぷりと設ける工夫を取り入れたとのこと。空間に余裕を持たせることで快適性もアップされているそうですよ。

家族と暮らす時間

広いLDKでは、家族それぞれがテレビを見たり、洗い物をしたり、カウンターで本を読んだりと、一緒にいながらも自分の時間を過ごす、思い描いていたような落ち着いた時間を過ごされているそうです。

ヘリンボーンが目を引く印象的な階段ホール

myhousegram48さんのお宅で他にも目を引く特徴的なポイントは、玄関ホールから続くへリンボーンの床材を使用した美しい階段。

デザイン性が高く、踊り場自体も広めに取られていて、お子さんにも優しい設計です。お子さんたちのことはもちろん、myhousegram48さんご夫婦の老後のことも考えて、安全に登り下りができるようにと広い踊り場を設計されたのだそう。

こだわりを形にされた階段ホールについて詳しくお話をお伺いしました。

おしゃれで上品な雰囲気に

myhousegram48さん：「家の中のどこかにヘリンボーン柄の床を取り入れたいと思っていました。ただ、リビングなど広い面積に採用するといつか飽きてしまうかもしれないという懸念があり、適度な広さを確保する階段の踊り場に使用することにしました。」

結果的に、床材にはヘリンボーン柄、壁にはグレーのアクセントクロスを採用。

myhousegram48さん：「玄関を入った正面の壁に、美しいグレーの壁が見えたら素敵だろうなとイメージしました。」

マットな質感のグレークロスとヘリンボーンの組み合わせがおしゃれで上品な空間を演出しています。また、昇りはじめをスケルトンにされたたことも階段の特徴的なポイントです。

myhousegram48さん：「1階の階段下、踊り場の吹き抜けに採光窓を取り入れたことは大正解でした！とても明るく開放感のある階段になりました。」

玄関に入ってすぐのスペースなので、光が届く階段はとても快適ですね。手すりはハウスメーカーオリジナルの継ぎ目のないスタイリッシュなものです。お子さんたちでも握りやすく、老後も安心なのがお気に入りなのだそう。昇り始めのスケルトン、おうちの雰囲気にマッチしたアクセントクロス、吹き抜け部分の採光窓など、階段一つを取ってもとても計算され尽くされています。

眺めのいいお気に入りの空間に

玄関から入ってすぐ目に入るお気に入りの階段は、グレーのアクセントクロスとヘリンボーン床の相性がよく、お客様からも褒めていただくことが多いそうです。採光窓のおかげでとても家が明るく、開放的な印象を与えています。

回遊動線で家事効率をアップ

myhousegram48さんのお宅は、リビング→キッチン→浴室→トイレ→洗面所をぐるりと回れる回遊動線を確保されました。この設計によって、家事効率のアップに繋がったそうです。

不便を感じた経験をもとに

ー回遊動線を採用されようと思ったきっかけは？

myhousegram48さん：「以前住んでいた賃貸の導線がとにかく悪く、私自身非効率的な動きをしていることにとてもストレスを感じていました。わが家は共働きのため、平日は特に時間に制約があります。子どもたちのお風呂やトイレへのアクセスを考え、なるべく家事効率をよくし、過ごしやすくしたいと思っていたんです。」

不便を感じた経験を生かして新居では回遊動線を採用されたということなんですね。とても参考になります。

こだわりポイント

LDKからお風呂→トイレ→洗面所の回遊動線は、どこへ行くにも後戻りせずに移動ができてご夫婦も子どもたちもストレスなく動くことができているそうです。またお風呂の後にすぐにキッチンの冷蔵庫に手が伸ばせるのも嬉しいポイントとのこと。

myhousegram48さん：「お風呂の広さは1.25坪の規格を採用しました。子どもたちと余裕を持ってゆっくり入浴しています。さらにワイドミラーにして広々と見せています。また、タイルはトイレも合わせて、グレーの塩ビタイルにしました。クッションフロアよりもスタイリッシュで、タイルよりも冷たくなく、本当にいい選択だったと思います。トイレは、手洗い器と水栓にこだわりました。グレートーンのインテリアで統一したかったので、こちらもグレーの床とうすいグレーのクロスにしています。」

実際に住んでみて

myhousegram48さん：「とても家事効率が良く、子どもたちのトイレ介助やお風呂前後の準備もかなり負担が減っています。トイレインテリアもとても気に入っていて、トイレ掃除が全く苦になりません。お風呂は広くとって良かったと思います。1日の疲れを癒すことができています。」

お子さんが小さいうちは1日に何度もトイレの介助が必要なことや、冬のお風呂の後にはすぐ暖かい部屋にアクセスできると便利なことなど、生活スタイルをよく考慮されて間取りを検討されていらっしゃるなと感じました。

編集後記

居心地の良さそうな優しいグレージュトーンのインテリアや小物に囲まれたmyhousegram48さんの素敵なお宅。見事なまでのカラーづかいのセンスの良さに憧れます。広々としたLDKは、L字型を採用してメリハリをつけたことで、空間を共有できるという間取りの考え方はとても参考になりました。

なんといっても、デザイン面や採光に至るまで、計算尽くされた階段ホールは、いつまでも眺めていたくなる、またお客様をお迎えするのにふさわしい素敵な空間でしたね。

myhousegram48さん、ありがとうございました。