注文住宅

大空間リビングに繋がる中庭から、たっぷり光が注ぎ込む – neige__123さん

結婚前からマイホームはご夫婦の夢だったと話すneige__123さん。
ご夫婦ともに譲れないポイントが一致したことから、理想のお家をつくる一歩を踏み出したそう。深呼吸したくなるほど開放的なLDKに、大きなプライベート空間の中庭など、休日もお家で過ごしたくなる、まさに理想の注文住宅でした。

基本情報

お住まい:四国エリア

ハウスメーカー:地元工務店
シリーズ:なし

構造:在来軸組工法(木造)

敷地面積:77坪
延床面積:37.45坪

家族構成:夫、妻、息子3歳、娘0歳

打合せ期間
間取り:7ヶ月
内装:10ヶ月

家族の気配を感じる、明るく開放的なI型LDK

家づくりを考え始めたころ、ご夫婦ともに「明るくて広いリビング」「人目の気にならない中庭」の2つは絶対に譲れないという意見が一致したのが、このお家づくりのはじまりだとおっしゃるneige__123さん。
お部屋全体が見渡せるI型リビングの間取りは、キッチンに立つと、どこからでも家族の気配を感じることができて、自然とコミュニケーションがとれる空間になっています。

リビング横には大きな窓を施しました。たっぷりと日差しが差し込むので、リビングはいつも明るく、思い描いていた通りのお家になったそう。
「明るくて広いリビング」の要望をを叶えたneige__123さんですが、
より開放感を出すため、他にもにある工夫を加えられたそうです。

「開放感を出すために天井を高くし、リビング階段を鉄骨のスケルトン階段にしました。」

LDKの天井を通常より高くし、スケルトン階段で奥行きを出すことで、まるで吹き抜けのような開放感が感じられます。

オープンキッチンで家族とつながる安心感

家族との距離が近いフラット対面のキッチンは、家づくりを始めたころからの憧れだったと話すneige__123さん。

ベースはシンプルなホワイトのキッチンですが、背面のアクセントクロスや飾り棚、気泡ガラスのペンダントライトをポイントに取り入れ、遊び心を加えました。
本当にスッキリとされたキッチンで羨ましいのですが、これにはしっかりと考えられた設計が基にあるそうです。

「できるだけ生活感を隠すよう、冷蔵庫やパントリーは見えにくい配置にしています。」

キッチンがフラットな分、片付いてないと丸見えになってしまうので、普段はできるだけ物を置かないようにも心がけているそうですよ。丁寧な暮らしぶりがうかがえますね。

壁掛けテレビのビデオデッキ収納

壁掛けテレビはキッチンから見た時のことを考え、少し高めの位置に設置されているのだそう。
テレビボードを置いていない分、見た目もスッキリされていて、リビングがより広々と感じられますね。

壁掛けテレビはデッキ類の収納にお悩みの方が多いと思われますが、neige__123さん邸はとっても素敵なアイディアで収納されていらっしゃいます。

「TV横の部屋の角に、壁と一体化する収納をつくっていて、その中にビデオデッキを置いています。」

おもちゃの横にある格子の中にデッキ類を収納されていらっしゃるとは、斬新で素敵なアイディアですね。

お家の歴史を刻む、無垢フローリングの魅力

LDKのフローリングには、無垢材のアカシアを採用されました。

無垢床の雰囲気が好みで選ばれたそうですが、住み始めて1年経ち、少し経年変化を感じていらっしゃるそうです。

「やっぱり無垢フローリングは汚れるし、色が変わります。やんちゃ盛りの子供がいるので、傷も沢山つきましたが、アカシアは元々濃淡があるので、汚れや傷が目立ちにくいと思います。」

木の温もりを感じられる無垢フローリングは、傷や汚れがつきやすいという懸念がありますが、元々濃淡のあるアカシアであればそれほど目立ちません。
また、時が経つにつれて表情が変わるのも魅力の一つ。経年変化もお家の歴史として楽しみたいですね。

シューズクローゼットで身支度を完結!

「昔から靴が好きで多くなりがちなので、シューズクローゼットは当初から絶対に欲しかったスペースでした。」

そう話すneige__123さん。実家で暮らしていたとき、玄関横の和室に家族のコートや帽子をつるすハンガーラックを置いていたのが大活躍だったそうで、設計段階からシューズクローゼットにはハンガーパイプを付けることにされたそうです。

毎日使うカバンや、休日に身につけるアクセサリーなどもこちらに置いて、身支度をスムーズに行うことができているそうですよ。
ただの物置になりがちなシューズクローゼットですが、neige__123さん邸はキリムのラグやラダーラックを置き、オシャレな空間を演出されています。シューズ以外のものもたくさん収納できるシューズクローゼット、とても憧れますね。

サッと閉めて突然の来客にも困らない

玄関から入ってすぐのシューズクローゼットは、リビングに直接抜けられるようになっているため、部屋の中まで一貫した開放感がありますが、外からお部屋の中を見られてしまう懸念もあります。そこでneige__123さんはハイドアを天井付けにしました。

「ドアを閉めれば急な来客の際も中を見られることがないので助かっています。」

壁と同色の白いハイドアは、お部屋に圧迫感がなくスッキリとした印象を与えています。

可動棚を上手に利用して

多くなりがちというシューズの収納にも工夫が。スニーカーなど1年通して履くものは取り出しやすい位置に並べ、サンダルやブーツなどの季節ものはIKEAのskubbに収納し、可動棚を上手に活用されていらっしゃいます。
天井近くまで可動棚を設置することで、季節物や使用頻度の低いものを収納するスペースもしっかりと確保できますね。

暮らしにゆとりを作るシューズクローゼット

「色々なものを収納しているスペースなので、ついごちゃごちゃしがちですが、このスペースを作ったことによって、日々の暮らしが格段に便利になったと実感しています。」

こだわりのシューズクローゼットに関して話すneige__123さん。

子どもがいると、お出かけの際は本当にバタバタしますが、玄関のそばに必要なものが揃っているだけで、準備に余裕が生まれますね。

人目が気にならない大空間の中庭

家づくりにおいて、ご夫婦ともに譲れない条件でもあった「中庭」。
人目が気にならない、プライベートな中庭に憧れていたのだそう。

「この家を建ててくれた工務店さんが、元々リゾートをテーマにしていました。中庭のある家を得意とされていたので、この家を象徴する素敵な空間にしていただきました。」

工務店さんの得意分野だからこそ実現できたという立派な中庭は、半分はウッドデッキで、もう半分はコンクリート平板+砂利という新しいデザイン。
ウッドデッキではお子さんのプールを出して遊ばせたり、コンクリート部分ではバーベキューコンロを出して楽しんだりと、フレキシブルに活用できる画期的な空間です。

ハイウォールが造るプライベート空間

「中庭は高い外壁に囲まれているので、外から中の様子が見えません。」

というneige__123さんの言葉通り、室内からは隣のお家も見えないので、完全なプライベート空間が演出されています。空だけを楽しむことができるとは、なんとも贅沢な空間です。中庭の壁は白い漆喰を使用されており、室内がより明るく感じとられますね。

リビングからフラットでつながるウッドデッキ

リビングとフラットでつながるウッドデッキは、リゾートを意識して照明を設置されているそうです。

「日が落ちてから点灯すると、とてもいい雰囲気になります。」

ご実家のウッドデッキが天然木でできているため、劣化していることを考慮して、neige__123さんは樹脂製のものを採用しました。

「滑りづらいし、木のささくれもできないので、子供を遊ばせるのも安心です。」

天然木のウッドデッキはどうしても劣化してしまいますが、樹脂製であれば耐久性があり、安全面においても扱いやすいですね。

コンクリート平板

計画当初はコンクリートではなく芝生にする予定だったと話すneige__123さん。

「お手入れに対する不安もあり、色々調べてコンクリート平板を敷きつめる事になりました。」

コンクリート平板を敷き詰めることによって、タイルデッキのような雰囲気も感じとれます。芝生よりもコストが抑えられる上に、コンクリートは基本的にメンテナンスフリーなので管理面でも魅力的な素材です。

植木鉢で楽しむグリーン

中庭には鉢植えで植栽を育てていらっしゃるそうです。

「アンティークな雰囲気のテラコッタの鉢に、葉の雰囲気が対照的なフェイジョアとローズマリーを植えています。」

中庭に緑があると、心が癒されて潤いのある空間になりますね。

中庭にも収納スペースを

中庭にある収納スペースは、バーベキュー用品や、外用の物干しなど、中庭で使うものを収納されていらっしゃるそう。

収納の中にはコンセントも施工しており、ケルヒャーでお掃除する際に役立っているそうですよ。中庭やテラスにこのような収納を設けると、本当に便利だと思います。
ぜひ参考にしたいですね。

中庭のある暮らしは…

家づくりにおいて当初から譲れない条件であった中庭ですが、コロナによる自粛期間中にもその存在の貴重さを感じられたそうです。

「自粛期間中、外出できず退屈する息子も、中庭でたくさんの時間を過ごしました。
水遊びをして、シャボン玉をして、プールをして…。家の中から遊んでいる姿が常に確認できるので、安心して遊ばせることができました。本当に作ってよかったです。」

ステイホームで自宅で過ごす時間が急激に増えた昨今でも、neige__123さん邸のような中庭があればお子さんも毎日飽きずに楽しく過ごせますね。

編集後記

ご夫婦ともに譲れないポイントが「明るくて広いリビング」「人目の気にならない中庭」と一致したことから、理想のお家づくりを始めたneige__123さん。
ご夫婦の価値観が同じなのは、家づくりに欠かせないポイントだと改めて実感させていただきました。
どこからでも家族の気配を感じることができるLDKからは幸せな家族の飛び交う声が今にも聞こえてきそうですね。

リゾート感のある広い中庭は、コロナ禍の中でも前向きに楽しめる秘訣でもありました。

身支度が完結するシューズクローゼットも、参考になった方は多いのではないでしょうか。

neige__123さん、ありがとうございました。

■今回お話を伺わせていただいたかた
neige__123さん

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