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存在感×清潔感のキッチンと、光を取り込むシースルー階段が魅力的! – r.w.___home___さん

真っ白で清潔感に溢れ、シンプルなのに存在感のあるフルフラットなキッチン。そして、その背面から続くシースルーの「魅せる階段」が印象的なr.w.___home___さんの注文住宅。家族で過ごすお気に入りの空間についてお話をお伺いしました。

基本情報

お住まい:関西
構造:在来軸組工法(木造)

敷地面積:50坪
延床面積:36.8坪
家族構成:夫、妻、息子1人、娘1人

打合せ期間:
間取り・内装:同時進行で7ヶ月

シンプルですっきりとした印象のリビングダイニング

ナチュラルで明るい質感の床材やテレビ背面のエコカラットの壁、バーチカルブラインドや和室の格子など、こだわりが散りばめられたr.w.___home___さんのリビングダイニング。

家族で過ごすお気に入りの空間

「夫も私も「自分の部屋が欲しい!」というようなタイプではなく、寝る時以外はリビングで過ごすタイプです。なので、長く時間を過ごすリビングを快適にしたいという意見が合致していました。」

まだお子さんも小さく自室を与えるまで何年もあるため、家族全員がいちばん長く過ごすLDKをデザイン面・機能面の両方でお気に入りの空間にしたいと考えられたそうです。

見た目スッキリを目指したLDK

地元の工務店に施工を依頼されたr.w.___home___さんのお宅。そのため、大手ハウスメーカーのようにパースを作成したり、インテリアコーディネーターに相談できるサービスがなかったそうです。

「床や建具の色、カーテン等々…取り入れたものをイメージするのにとても悩みました。」

そのなかで意識されたのは『全体を想像し統一感を出すこと、スッキリさせること』だったそうです。

まず建具は高さがバラバラにならないようにハイドアのものを採用されました。窓も天井付けにしてスッキリとした印象に。スタディスペースとキッチンの飾り棚は高さを同じ位置に揃えて設置されました。

またキッズスペースを兼ねた和室の扉は、開けっ放しにすることを想定して袖壁裏に収まるように設計したそうです。リビング側からは扉が見えないため、スッキリした印象になっているんですね。
家具選びではもともと愛用していたマスターウォールの家具との調和を考え色味を揃えられたそうです。
これら以外は、白を基調としてすっきりとした物選びを心がけられたといいます。

「ルイスポールセンph5は絶対採用したいと決めていたもので、引き渡しよりかなり前に購入済みでした(笑)」

収納するものと飾るものを想定した間取り

ー家づくりを進めるなかで、ほかに意識されていたことはあるのでしょうか。

「どこになにを収納するのか、季節によって出すもの・片づけるものはどうするのかを明確にイメージしました。」

例えばリビングの収納には、ロボット掃除機基地をはじめ、使用頻度の高い掃除家電やプリンタ、ミシン等を収納することを想定。そのためクローゼット内にコンセントを設置されたそうです。それ以外にも、水回りに設置しがちな床下点検口もこちらの収納内に収められたのだそう。

「リビング収納の真裏に脱衣所があるのでこちらに設置してもらいました。その結果、洗面・脱衣所の床や天井付近もスッキリしました。」

さらに分電盤・パワコンもシューズクローク内に設置を依頼したそうです。細部に至るこだわりのおかげで、どこまでもスッキリとした空間に仕上がったようですね。

和室には飾り棚を

「我が家には男女の子どもがいますので、雛人形・五月人形の出番があります。飾るスペースとして、和室にも飾り棚を作りました。」

また和室には1畳分の収納も設け、家族4人分の普段着を収納するファミリークローゼットとして使用されているそうです。季節ごとに衣替えは必要とのことですが、生活スタイルを考慮して1F完結型の間取りを実現されました。

DIYしたテレビ背面のエコカラット

テレビ背面のエコカラットも素敵なr.w.___home___さんのリビング。実はこちら、引き渡し後にご自身でDIYをされたそう。

「もともとエコカラットを採用したかったのですが、前述のようにインテリアコーディネーターさんがおらず、自分のセンスに頼るのが怖かったため、家が出来上がってから考えるという結論に達しました。」

実際に暮らし始めてからイメージを固めて、入居約半年後に現場監督の方々にご協力いただき、無事に施工することができたそうです。

「実際に家が完成してからエコカラットを選ぶことができたので、出来上がりや雰囲気もイメージしやすかったです。」

完成形のイメージをより明確にできたことで、空間にマッチしたインテリアに仕上がったんですね。

理想のリビングに

頭の中に思い描いた完成形のパース。ほぼほぼ思い通りに完成したお家を見て、安堵されたといいます。

「迷いに迷って決めたエコカラットも、真っ白なバーチカルブラインドとウォールナットの家具との相性バッチリで、DIYして良かったなと思います。」

リビング南側の2面の掃き出し窓からはたくさんの光が入り、家族みんなが過ごしやすい居心地の良い空間が完成したようですね。

また、お子さんのスタディスペースを想定してリビングには造作カウンターを。

「コロナの影響でご夫婦ともテレワークが続いているので、仕事場としてもあってよかった空間となりました。」

潔いまでにスッキリとしたキッチン

真っ白で清潔感の溢れるアイランドキッチンが、シンプルにもかかわらず存在感のあるr.w.___home___さんのお宅。計画する上で、パナソニックのトリプルワイドIHはぜったいに譲れないポイントだったといいます。

「キッチンはパナソニック一択でした。LDKはウォールナット×白のイメージだったので、真っ白のキッチンにすることも決めていました。」

キッチンは、毎日使用し長い時間立っている場所なので、使い勝手を隅々まで想像して妥協することなくイメージを重ねられた場所なのだとか。そんなこだわりのキッチンについて、詳しく教えていただきました。

こだわりのキッチン仕様

「パナソニックのキッチンにリクシルのタッチレス水栓を施工してもらいました。単純にリクシルのナビッシュのほうが気に入ったという理由からなのですが、こちらを施主支給しました。」

ほかにも、コンロ前のオイルガードをなくしフラットにスッキリと、食洗機も深型を採用するだけではなく、枠のない面材合わせにされたそうです。

どこまでもとことん見た目をスッキリとされることにこだわられたのですね。

カップボードと冷蔵庫の「ライン」

r.w.___home___さんのキッチンに入ると、通路幅がスッキリとされていることに気が付きます。

「一般的なカップボードと冷蔵庫では奥行きに差があります。カップボードとキッチンとの通路幅は十分に取れていても、冷蔵庫とキッチンの間が狭かった…ということにならないように、冷蔵庫置き場を考慮してプラス30cm奥行きを取りました。」

背面の壁を揃えず、カップボードの壁を増やして奥行きに差をつけたことで、設置後の印象がこんなにも変わるんですね。通路幅が狭くなることもなく、横から見たときに冷蔵庫だけボコッと飛び出すことなくスッキリとした仕上がりに。

キッチンからみえる「格子」

打ち合わせを重ね、間取りが完成に近くなったときに、キッチンからキッズスペースを兼ねた和室が死角になることに気がついたそうです。

「キッチンからはすべてを見渡せることが理想でしたので、和室が少し見えるように格子を取り付けました。」

和室の様子がわかりやすいことに加え、格子のデザイン性にもほどよく和の雰囲気を感じられ、とても満足されているそうです。

思いがけずに得た、キッチンからの眺望

リビングドアの目の前に位置するr.w.___home___さん宅のキッチン。どこへ行くにも必ずキッチン前を通らないといけないため、真っ白なスッキリとしたアイランドキッチンを選んで大正解だったとおっしゃいます。

「キッチンのすぐ後ろには階段もあり、カップボードも小さいためキッチン自体のスペースは広いとは言えませんが、こだわりの詰まった場所になりました。」

またr.w.___home___さんのお宅は高台にあり、景色がとても良いそうです。土地を決める際に景色は重要視していなかったそうなのですが、住んでみるととても贅沢なポイントだったことに気がついたとおっしゃいます。

「キッチンでは南に向かって立つので、カーテンを開けていると目の前に外の景色が広がります。南側は外からの視線もほぼ気にならないので、カーテンは開けっ放しでも人目も気になりません。我が家は庭もほとんどないので、こうやって景色が抜けていることで開放感を得られました。」

思いがけず得た景色が、日々の生活に癒しをプラスしてくれているそうです。

インパクトのあるコの字型のシースルー階段

キッチンの背面に位置したコの字のシースルー階段もまた印象的なr.w.___home___さんのお宅。半吹き抜けのような構造で、明るい光が差し込みます。

偶然の出会い

間取りの打ち合わせが進む中で、階段がLDKの中央付近に位置する案が濃厚に。そのタイミングでパナソニックのショールームに行った際に、シースルー階段との偶然的な出会いがあったといいます。

「こんな階段もありますよ」とカタログを見せていただきました。それが我が家で採用した採光階段でした。展示はしていない階段だったので、案内の方の一言がなければ一般的な階段になっていたと思います。」

実際のカタログ掲載のものと色は違うものの、窓の配置等などほぼ同等に採用されたといいます。偶然の出会いによって、r.w.___home___さんのお宅の印象を左右する階段が生まれたのですね。

階段の設計のポイント

当初から、階段の設計を考える上で外せないポイントがいくつかあったというr.w.___home___さん。

「コの字階段になる場合は、三角の踏み板はNG。踊り場を必ず作ってほしいということを初回の打合せから設計士さんにお伝えしていました。」

その理由としては、踊り場のない三角の踏み板だと子どもに限らず大人も踏み外すリスクが上がることや、掃除機がかけにくく掃除がしにくいことが挙げられるそう。
たしかに三角の踏板だと、極端に狭い部分で足の踏み外す危険が考えられますね。そのため家族に優しい設計を心がけられたといいます。

「もともとシースルー階段への憧れは高くはなかったのですが、パナソニックの採光階段を知ってからはそれ一択でした。」

打ち合わせが進むにつれ、譲れないポイントとして加わったそうです。

実際に住んでみて

「こだわって取り入れた踊り場(三角の踏み板NG)のおかげで、子どもたちの踏み外しもないですし、掃除もしやすいです。」

その他にも、階段については住んでから良さが実感できたことが多いそうです。
予想外だった一番の利点には、たっぷりと採光を確保できたこと。
真北に位置している階段ですが、上下の窓からLDKまで光が届き、お部屋全体を明るい空間にしてくれているといいます。
また、両側が壁に囲まれているということも良さのひとつだと実感されているそうす。

「よく目にするシースルー階段ですと、手すり部分もオープンなことが多いと思います。そのオープン具合によっては小さい子どもには危険だったりしますが、我が家の場合は壁なので隙間から落ちるリスクはありません。」

実際に設置されなかったそうなのですが、両側に壁があるとベビーガード等も取り付けやすいのではないかと話してくださいました。

「そして、なんといっても見た目です。我が家は吹き抜けや折り上げ・折り下げ天井等々の、空間のメリハリだったり動きみたいなものがありません。ですが、この階段がLDKの中央に位置していることによって一気におしゃれな空間になりました。」

家が完成するまでは、あんなところに階段なんて変じゃないかな?と不安もあったそうなのですが、結果的に一番褒めてもらえるポイントになったのだそう。Instagramでも質問をいただくことも多いようで、r.w.___home___さんのお宅のトレードマークといえますね。

「Instagram上での友人が「魅せる階段」と名付けてくれました(笑)。ありがたい命名です!」

そのネーミング通り、魅力たっぷりのフォトジェニックな階段ですね。

編集後記

リビングの中心で堂々の存在感を放っている真っ白なキッチンをはじめ、インパクトのある「魅せる階段」が印象的なr.w.___home___さんのお家。
とことん完成形をイメージし、考え抜かれたお家づくりでした。

コーディネーターさんがいらっしゃらなくても、ここまですっきりと全体が調和したインテリアが完成するなんて…さすがのセンスに脱帽しました。

またリビング収納に隠されたルンバステーションや季節飾りのための棚なども、これから家づくりをされる方の参考になる素敵なアイデアが満載のお宅でした。

r.w.___home___さん、ありがとうございました。

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アリカ(片づけ遊び指導士) ■ワンオペ対応の《楽家事収納》づくり♡ ■9歳6歳♀2歳♂単身赴任の夫の5人家族♪ ○シンプルホーム編集部