注文住宅

ゆったりと寛げる癒し空間。リビングに小上がりのあるおうち – mogumo17さん

以前は2LDKのマンションに暮らしていたというmogumo17さん。

お子さんが生まれ、窮屈さと同時に暮らしにくさも感じるようになり、マイホームを建てる決意をされたそうです。

木のぬくもりが感じられるLDK空間にフレキシブルに使える小上がりの畳スペースなど、どこにいてもゆったりと寛げる、あたたかな注文住宅をご覧ください。

基本情報

お住まい:大阪府

ハウスメーカー:Panasonichomes
シリーズ:コロニアルグラッサ
構造:軽量鉄骨構造

敷地面積:171㎡(約51坪)延床面積:117㎡(約35坪)

家族構成:夫婦、娘1人、息子1人

打合せ期間
間取り:約4ヶ月
内装:約3ヶ月

北欧インテリアがお洒落な木のぬくもり溢れるリビング

以前のお住まいでは部屋が細かく区切られていたため風通りがわるく、どこか層窮さを感じていたというmogumo17さん。

「お客様が訪れた際、ゆっくりと過ごしていただけるようなスペースがありませんでした。
家族はもちろん、訪れてくれた方もゆったりと寛げる、そんなリビングにしたいと考えました」

1日の中で最も長く過ごすリビングは、木のぬくもりを感じられる無垢床を採用されました。柔らかくあたたかい肌触りで、直に座っても心地よく感じているそう。

【無垢床】種類 オーク(ナラ) (柄)ネイチャー (塗装)クリア塗装

無垢床のお手入れは掃除機と乾拭きを基本とし、汚れが気になるときは固く絞った布巾と中性洗剤で拭いていらっしゃるそうです。

温水ルームヒーターについて

「床暖を検討していましたが、予算の都合上で断念しました。代わりに床暖と同じ要領で温水を循環させ、お部屋を温めるという温水ルームヒーターを採用しました」

温水ルームヒーターは温水の熱を利用してお部屋をやさしく温める暖房機器。部屋の中で燃焼しないため、小さなお子さんのいるご家庭でも安心して使用することができます。

また、空気の乾燥を防ぎ、結露が起こりにくいため、扱いやすいのも特徴です。

実際に採用されている方が少なく不安を感じていたそうですが、想像以上に心地よい暖かさとメンテナンスの手軽さから、今では冬の必需品となっているそうですよ。

耐震上設けられた柱をインテリアに

開放的な空間にするため、リビングの間仕切りは極力少なくしたいと考えられていたmogumo17さん。

しかし、耐震の構造上どうしても1つの鉄柱ができてしまいました。

「一般的には壁の中に隠すと思いますが、壁を作りたくなかったので柱として残しました。また、通常はお部屋全体で使っているメインのクロスを巻くそうですが、せっかくなら大黒柱風になってもらおうと木目調のクロスを巻いていただきました」

ナチュラルなリビングに溶け込みながらも強いアクセントとなり、まさに大黒柱に見えますね!

リビングに設けた手洗い場

「メインの洗面台は2階にあるため、リビングには手洗い場を設けました。
玄関のドア近くに配置し、帰宅の流れからそのまま手洗い・うがいができる動線となっています」

1階の手洗い場にはドアは設けず、天井付けのカーテンを採用。壁と同じホワイトカラーのカーテンにすることで、リビングに圧迫感を与えず、すっきりと馴染んでいますね。

ハンモック設置して遊び心も

なんとmogumo17さん邸にはハンモックがあるとのこと!

ハンモックは簡単に取り外しができる金具を採用し、使いたいときに装着できるようされています。
金具は構造の鉄柱にボルトで直接固定してもらっているので、とても頑丈なのだそう。

「リビンで庭を眺めながらハンモックに揺られたいという夢を実現しました。着脱も簡単で、使いたいときにハンモックを設置しています。子どもたちにも大人気のおうち遊具です」

おうち時間もハンモックがあれば、飽きずに楽しむことができますね。

ほっこりする空間に

「明るく風通しのよい開放的な空間に木のぬくもりが感じられる。まさに私たちが求めていたリビングとなりました。なんだかんだリビングに集まってくる、みんなのお気に入りの場所です。
我が家を訪れてくれた方にとっても、“なんだかほっこりする”、そんな場所になっていたら嬉しいです」

家族はもちろん、訪れた方にもほっこりと寛いでもらいたいと話すmogumo17さん。
お家だけでなくmogumo17さん自身もあたたかみの溢れる素敵な方で、ほっこりと癒されました。

リビング空間にメリハリを与える、小上がり畳スペース

小上がり畳スペースは、ご主人のどうしても譲れない希望で設けたと話すmogumo17さん。

「私はいらないのでは?と思っていましたが、“ほかは好きにしていいから小上がり畳スペースだけは譲れない”と。そういった経緯でできた小上がり畳スペースは意外と皆さまから好評です(笑)」

ご主人たっての希望で採用された小上がり畳スペースだそうですが、今やmogumo17さん邸のシンボル的存在。憧れる方も多いのではないでしょうか。

小上がり畳スペースの使い方

高さがあるので目線の位置が上がり、子どもたちの遊びスペースとしてはもちろん、雛人形、五月人形、クリスマスツリーなど季節飾りも小上がり畳スペースへ飾られています。

「和紙畳なのでゴロンと寝転がるにもちょうどよく、お友達ファミリーで集まる時は小上がり畳スペースが子どもたちの集いの場になったり、パパたちがお酒を飲むコーナーになったりと、その時々によって使い分けされています」

目線の位置が上がることで程よく空間分けされた小上がり畳スペース。
同じ空間にいながらもどこか特別感を感じられ、気分が変わりますね!

造作カウンターを設置

小上がりには、無垢の一枚板とアイアン脚で作った造作カウンターを設置されています。

「子どもたちはここで宿題をしたり、お絵かきをしたり。大人もお茶を飲んだり、仕事をしたり。家族みんなが思い思いに活用する場所となりました」

また、カウンターに使用した一枚板はご主人が木材店を回って見つけた世界に1つだけのものだそう!家への思い入れも深くなりますね。

「小上がりの造作カウンターでは腰をかけてお酒を飲んだり、庭を眺めながら仕事がしたいという主人の希望があったので、腰かけるのにちょうどよい高さになっています」

小上がりにしてはやや高めの設計のため、上り下りが楽にできるよう、ステップを設けられています。お子さんはベンチとしても使えそうですね。

小上がり畳スペース下に収納

小上がり畳スペース下の一部は、収納として活用されています。

「ここにはクリスマスツリーなど、普段あまり出し入れしない季節飾りを収納しています。飾る場所はこの小上がり畳スペースなのでとても便利です」

段差を利用して収納を作られるアイディアは、ぜひ参考にしたいですね。

コミュニケーションがうまれる場所

「キッチンと繋げたことで、小上がりとキッチン双方からのコミュニケーションがとりやすいと感じています。子どもが料理のお手伝いを小上がりからしてくれることも。
空間を分けつつも繋がりが感じられ、さまざまなコミュニケーションがうまれる場所となっています」

リビングに高低差をつけることで自然と生まれた2つの空間。キッチンと繋げたことでコミュニケーションがとりやすく、家の中にメリハリもでき、とてもおしゃれな空間になっていますね。

使いやすさにこだわったキッチン空間

“毎日の家事をストレスフリーにすること”をおうちづくりのテーマとされたmogumo17さん。

とくに1日の中でも多くを過ごすキッチンは、ストレスを感じないようある工夫をされています。

「家事のなかでも洗った食器を拭く作業がちょっぴり苦手。洗うまではいいのですが、拭くことにまでやる気が持たないのです…(苦笑)
そのため、たくさんの食器やかさばるお鍋も難なく入る、大きな海外製食洗機は絶対採用したいと考えました」

そんなmogumo17さんが採用されたキッチンは、Panasonicキッチン・Lクラスシリーズ。
自分好みにカスタムが可能とのことで、海外食洗機を組み込んだ設計にされたそう。
木目調のデザインがナチュラルテイストのリビングに自然と溶け込んでいますね。

【キッチン】
タイプ:ペニンシュラキッチン
メーカー:Panasonic 
シリーズ:Lクラス
カラー:(天板)人造大理石/グラーノホワイト(YW)
(面材)テノル20シリーズ/ミディアム柄(EJ)

ミーレの食洗機

「深夜にタイマーをセットし、1日分の洗い物をまとめて洗っています。翌朝には乾いた状態になっているので、あとはしまうだけ。フロントオープン式で、とても出し入れがしやすいです」

夕食の後も食器を洗う手間と時間を省くことができ、心にも余裕がうまれているそう。まさにストレスフリーですね!

生活感を隠すゴミ箱の位置

生活感を感じるゴミ箱はリビングから見えないよう、シンクの下にゴミ箱スペースを設けられています。キッチンで出たゴミもすぐに捨てることができ、とても効率の良い動線となっているそう。

「シンク下の収納を省いたため収納が減ってしまった分、ゴミ箱横に空いたスペースには既製品の収納ボックスを置き、空間を無駄なく活用しています」

ぜひ参考にしたいアイディアですね。

パントリー

パントリーはリビングスペースをできるだけ広くするため、キッチン横のスペースに通路のようなかたちとして設けられました。
一見コンパクトに感じますが、使いやすさは抜群だそうです。

「キッチンから小上がり畳スペースはぐるりと回遊できるようになっています。
その途中にある通路がわが家のパントリー!ウォークスルーパントリーです(笑)」

パントリーは冷蔵庫の並びに可動棚を設置し、通路側にはIKEAの本棚を設置しているそう。本棚は奥行きが浅く、通路にはぴったりなサイズ。限られた空間をうまく活用されていますね!

実際に住んでみて

「キッチンは食をつかさどる場所。日々の暮らしになくてはならない場所です。
苦手な家事もありますが、キッチンで過ごす時間が苦にならないのは、“私が求めていたもの”を詰め込んだ場所だからかもしれません」

「こうだったらいいのに」を機能的に解決した場所。
使いやすくストレスフリーなキッチンは、家事のモチベーションを上げてくれるそうです。

編集後記

光と風を隅々まで取り込み、どこにいても木の優しい温もりが感じられるmogumo17さん邸。

リビング空間にメリハリを与える小上がり畳スペースは、居心地がよいだけでなく家族のコミュニケーションが生まれる特別な場所でした。

使いやすさにこだわってカスタマイズされたキッチンは、これからお家を建てられる方の参考になったのではないでしょうか。

また、mogumo17さんはご自宅で“暮らしを楽しむ”をテーマにおうち教室を開催されているそう。こんなすてきな空間でレッスンが受けられるとは、私、ak___igもぜひ参加したいものです!

mogumo17さん、ありがとうございました!

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