注文住宅

図書室から釣り部屋まで。宝箱につめこんだのは「こだわり」と「遊び心」 – megu6465さん

階段を利用した図書室のような空間に、広々とした玄関土間、旦那さんの趣味の釣り部屋など、暮らしを楽しくする工夫が詰め込まれたmegu6465さんの注文住宅。家族動線をうまく活用した、遊び心たっぷりのおうちをぜひご覧ください。

基本情報

お住まい:東北

ハウスメーカー:-
シリーズ:なし
構造:2×4 -ツーバイフォー- 工法(木造)

敷地面積:57.4坪
延床面積:34.8坪

家族構成:夫、妻、娘2人

打合せ回数
間取り:3回
内装:9回

階段を利用したスキップフロアはまるで図書室!

megu6465さんのおうちの顔と言ってもいいほど素敵なのが、こちらの階段室を利用したブックスペース。

「階段下に作ったのはスキップフロアに憧れがあり、そこに本棚があったら面白いと思ったからです。」

そうおっしゃるように、階段の2段目を広めにとり、そこに本棚を埋め込むという設計になっています。もともとご夫婦とも読書好きで、お子さんたちにも本を沢山読んでほしいという想いもあったそうです。

本棚が埋め込まれた壁は、玄関壁としての役割も

この本棚がある壁(柱)は厚みが34㎝になっており、奥行き28㎝の棚を設置。

「1段目の階段部分まで柱をわざと出す形にして、その柱部分と玄関、本棚背面まで同じグレーのクロスでぐるっと巻くことで、一つの板のようなイメージで一体感が出るようにしました。」

また、スキップフロア下は収納になっており、お子さんのおもちゃや防犯グッズを収納されているそうです。お子さんが小さいころはお昼寝用のお布団をしまっていたこともあったのだとか。収納スペース自体はあまり目立たないようにと、蹴込と合わせて白の板で作られたそうです。

棚は無印良品のスタッキングシェルフ

「まず造作で本棚を作るにあたり、提示された金額が26万円でした。私たちが想像していた金額よりはるかに高く…諦めきれずにいたところ担当さんに既製品を埋め込む形なら安くできますよとご提案いただきました。」

「そこから急遽本棚を探しはじめ、最終的に無印良品のスタッキングシェルフにたどり着きました。そして施主支給という形で自分たちで注文し、組み立てや設置は大工さんのご厚意でご対応いただき、実際かかった金額は商品代金の6万円だけでした。」

そう、実はこちらの棚、造作ではなくあの有名な無印良品のスタッキングシェルフだったのです。スタッキングシェルフを埋め込むことで、完全な造作の本棚のように仕上げ切ってしまうなんて脱帽ですね!

また、「無印の棚を選んだ理由は大手の会社というのもありますが、もし棚が劣化したとしてもまた同じものを注文できると思ったのと、このスタッキングシェルフにはぴったりはまる別売りの引き出しや収納用品が充実していたので、自由にカスタマイズできると思ったからです。」とおっしゃるように、無印良品ならではのメリットを教えてくださいました。

実際に、megu6465さんも棚の一部に引き出しを挿入するなど、無印良品の魅力を上手く活用されています。費用を削減し、更には生活の変化に合わせて様々なパーツを追加できる棚になっているだなんてとても素敵ですね!

毎日の眠りが楽しい時間に

「夜寝る前になると子供たちは本棚の前に行き、今日はどれにしようかな〜と好きな本を1冊ずつ選んで

から2階の寝室へ行きます。図書館のような感じで子供たちもこの空間がお気に入りです。」と話してくださったmegu6465さん。

眠る前に必ず通る場所に、図書室の様な素敵な空間があると、読書の習慣が身につき、眠ることも楽しみになりそうです。また、megu6465さん自身は小上がりに腰かけてコーヒーを飲みながら一息つく時間が癒しなんだとか!ご家族みんなの憩いの場になっているのですね。

「17.5畳とそこまで広いLDKではないのですが、ここのおかげで空間が広がって見える気がしてます。」とおっしゃるように、このスペースはLDKの表情を豊かにするだけでなく、物理的な奥行き感や心のゆとりまで与えてくれる場所となっているようです。

広めにとった玄関土間はまるで立派なお部屋

「もともと夫婦でリビング土間に憧れがあったんですが、寒さ問題や予算の都合上諦めることに。その代わり、玄関を広くしてそこを土間とすればいいんじゃないかと今の広さになりました。」

そうおっしゃる玄関土間はとても広々としていて、まるで一つの部屋かのような印象を与えてくれます。

明るくオープンな収納空間

明るく開放感のある空間にするため、窓は2か所に設け、シューズクロークには扉を付けずあえてオープンな形にされたそうです。シューズクロークをオープンにしたことで、靴の出し入れもスムーズになり、心配だった靴のニオイも気にならないそうです。

また、アウターをリビングに持ち込まなくて済むように、toolboxのアイアンバーを設置されたそうです。おかげで「アウターは玄関で脱いでかける!」という習慣が身につき、リビングに出しっぱなしになるというストレスもなくなったとか。

リビングドアを開け放って一続きの空間へ

リビングドアは、「リクシル(デコマド)の2枚扉(引き戸)にしたことで、夏や冬以外はオープンにしてリビングに繋がりを持たせるイメージにしました。」とおっしゃるように、開け放つことで玄関とリビングを一続きの空間になるそうです。

当初ご希望されていた「リビング土間」が叶ったかのような空間になっています。

男性も必見!土間を利用した趣味の釣り部屋

megu6465さんの旦那さんのご趣味は‟魚釣り”。ですが、釣り道具は思った以上に多く、以前住まわれていた賃貸のお部屋には釣り道具で溢れかえっている状態だったそうです。

「新居では釣り専用の部屋を作ろうと決めていたところに、あるモデルハウスで見た土間スペースが収納が充実しててしかも素敵な空間でまさに理想!と思ったのがきっかけです。」と、玄関とつながった土間空間に釣り部屋をつくられました。

落ち着く空間にしたいという旦那様の希望を踏まえ、広すぎず、狭すぎない2畳という広さにされたそうです。また、構造上の問題で窓がつけられなかったため、暗くなりすぎないようクロスは少し明るめのブルーをチョイス。まさに男の城とも言うべき空間です。

有効ボードや稼動棚ですっきり収納

細々したものも多い釣り道具。ルアーなどの小さいものは、飾りながら収納もできる有孔ボードを活用されています。こちらの有孔ボードは施主支給し、大工さんに設置をお願いしたそうです。有孔ボードの下にはカウンター部分があり、釣り道具の手入れをする際に便利なのだとか。

カウンターの後ろには可動棚を付けてボックス収納ケースを並べることで、いつでも取り出せるようにしていらっしゃいます。

また、釣竿は立てて収納できるようにと収納ボックスも。こちらは旦那様がメルカリでオーダーして頼んだものだそうです。

部屋の中の機能性だけでなく動線も確保

釣り道具の手入れ以外にも、1人になりたい時などの篭り部屋としても大活躍しているというこちらの釣り部屋。玄関から直につながっているため、道具の出し入れも楽チンだそうです。

「汚れて帰ってきてもリビングを通らず脱衣所に直で行けるような回遊できる間取りにしました。」とおっしゃるように、脱衣所にも直結しているこちらのお部屋。

玄関→釣り部屋→脱衣所へ続くこの動線は、お子さんが汚れて帰ってきたときにもお部屋を汚さずにすむため大活躍だそうです。

編集後記

「せっかくの注文住宅なんだから遊び心のあるお家にしたいというのは2人の共通のテーマでした。」とおっしゃるmegu6465さん。

取り上げさせていただいた全てのスペースが、日々の暮らしを楽しくしてくれるようなそんな要素に溢れていました。

階段という、ただ通るだけになりがちなスペースが、スキップフロアにして本棚を設けることで家族の憩いの場所になるのですね。

また、棚にはスタッキングシェルフを用いていることも驚きです。造作に比べ価格を20万も落とせているのに、かえって使いやすい変化に富んだ空間にされていらっしゃいました。

玄関土間や釣り部屋も、回遊動線内にあることでとても便利な空間になっているなど、おうちを建てる前に知りたかったことがたくさん詰まったお家でした!

megu6465さん、ありがとうございました!

■今回お話を伺わせていただいたかた
megu6465さん

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