注文住宅

プライベートサロンのある、北欧デザインを楽しむ家 – taka0taka0taka0さん

taka0taka0taka0さん邸は、「家族の髪を一生切ってあげたい」の思いを叶えたプライベートサロンのある注文住宅。限られたスペースながらも、丁寧に考えられた間取りやコーディネートによって開放感のあるお洒落なサロンを実現されました。書斎と廊下を取り込んで空間を有効活用したファミリースペースや、センスあふれる北欧テイストのキッチンなど、魅力あふれるおうちになっています。

基本情報

お住まい:愛知県

ハウスメーカー:積水ハウス
シリーズ:イズロイエ
構造:軽量鉄骨造

敷地面積:39坪
延床面積:36坪

家族構成:夫、妻、子

打合せ期間
間取り:およそ3ヵ月
内装:およそ2ヵ月

プライベートサロンのある暮らし

ホワイトを基調とした清潔感あふれる4畳ほどのプライベートサロン。シャンプー台が置かれたこちらの部屋は、ご家族や親しいご友人のカットやカラーを施すことができるような仕様に。

「ずっと美容師をしていたので、家族の髪の毛を一生切ってあげられる部屋を作るのが、家を建てる時の必須条件でした。」

シャンプー台に座ると正面の窓からは、季節の花や緑が楽しめるようにと手入れされた中庭空間が見えます。視線の抜けを利用することで開放感が生み出されています。

白を基調としてインテリアで遊ぶ

4畳という限られた空間を広く見せるために、クロス、床、窓枠をはじめ、インテリアは白で統一されました。

「白い空間には北欧のインテリアが映えるので、インテリアを色々考えるのも楽しいです。」

黄色いセブンチェアは、白を基調とした空間の素敵なアクセントになっています。

また、洗面台や棚は奥行きの浅いものを採用し、造り付けにすることで統一感を持たせています。

備え付けの洗面台は帰宅時にも活用

プライベートサロンは玄関から入ってすぐの位置にあるため、備え付けられた洗面台は帰宅時の手洗いにも活用されているそう。

コロナ禍の今、帰宅してすぐに洗面台があるという暮らしの動線はとてもありがたいものです。

花のある暮らし

「家族のカットはもちろん、親しい友達も来てくれるので、プライベートサロンは美容師だったころに戻ったかのような楽しい時間を過ごすことができるんです。」

お花が大好きだというtaka0taka0taka0さん。プライベートサロンはカットのほか、洗面所に水をはって花の一時置き場にしたり、ブーケを作ったりと、趣味を楽しむ場所にもなっているそう。

ダクトレールからドライフラワーを吊るして飾ったりと活用の幅も広げて楽しまれています。

廊下も有効活用!空間をうまく利用したファミリースペース

吹き抜けに面した2階のファミリースペース。ご主人が欲しがっていた書斎スペースを配置するために計画されたそうですが、廊下としての役割も果たしています。

「ファミリースペース」「書斎」「廊下」と、それぞれを独立した単独のスペースとして設けず、お互いを取り込んだひとつのスペースにすることで空間を有効活用されました。

造作のデスクは、端を丸くカットすることで奥行き感がプラスされ、空間を広く見える効果があるそうです。

洗濯物干し場としても活躍しています

南を向いた吹き抜け部分は日当りも良く、天井にはシーリングファンもあるため、洗濯物を乾かすのにうってつけ。

使いたいときにだけワイヤーを伸ばして干すことができるという森田アルミ工業のpid4Mを用いて物干しスペースとしても活用されています。

こちらのpid4Mは斜めにワイヤーを張ることもできるため、壁が向かい合っていなくても取り付けることが可能だそうです。(ただし制限はあるそうなので、参考にされる際は確認されてくださいね)

爽やかなブルーのタイルをあしらった洗面スペース

ファミリースペースの一角、寝室の扉の前には名古屋モザイクのタイルをあしらった洗面所があります。

朝起きて寝室のドアを開けると、爽やかなブルーのタイルが目に入り、気分を明るくしてくれるのだそうです。

「2階が寝室なので、洗面所、お風呂などの水周りを2階に集結させたことによって、朝の身支度の効率や洗濯導線がよく、気に入っています。」

家族を見渡すお洒落なキッチン

北欧インテリアや雑貨、キッチン道具が好きなtaka0taka0taka0さんが目指したキッチンは、それらを飾りながらも収納できるキッチン。

キッチン背面には吊戸棚を設けず、飾り棚を2段設置。棚は大きくて重い鍋を置くことを前提に、奥行きは27㎝と深めで頑丈なつくりにされました。

「鍋類を置いて収納するのはとても楽で気に入っています。引き出し収納にしまうとサビなどの原因にもなるので、キッチン道具的にもとても良かったと思います。」

白とナチュラルな木目を貴重としたインテリアの中にカラフルな鍋の色が映え、見ても使っても楽しい収納になっています。

鍋やおひつなどのキッチン道具のほかにも、oiva toikkaのガラスのバードやグリーンなどをリズムよく配置することで、飾り棚がLDK空間のアクセントに。

キッチンに飾る雑貨やポスターは、定期的に入れ替えることで季節感を楽しまれているそうです。

生活感を隠しながらも暮らしやすく

taka0taka0taka0さん邸では、冷蔵庫がキッチン通路の突き当りに配置されています。

隣接する和室を一部凹ませることでできたスペースに収めることで、家事動線を確保しつつもリビングダイニングなどのくつろぐ空間からは死角となるよう設計されました。

ゴミ箱もキッチンカウンター下に専用のスペースを設けることですっきりと収まっています。

小さくたって大活躍のパントリー

コンロの背面には縦長のパントリーがあります。生活用品のストックや、お茶道具、レシピ本などを収納されているそうですが、小さいながらに収納力抜群でとても重宝されているそうです。

家族を感じるキッチン

taka0taka0taka0さん邸の特徴のひとつでもある中庭空間。
鉢に植えられているたくさんの植物たちが緑を感じさせてくれます。水栓も設けてあるため、植物の手入れがしやすくなっています。

和室とリビングダイニングは、この中庭空間を囲むように配置されているため、窓から光が注ぎとても明るいそう。

キッチンからはそんな和室とリビングダイニングを見渡すことができ、料理をしていてもお子さんの様子が分かるようになっています。家族の気配を感じながら家事ができるキッチンです。

編集後記

フィンランドのヘルシンキを舞台にした映画「かもめ食堂」にインスピレーションを受けたというtaka0taka0taka0さん。その雰囲気に憧れて目指されたのはシンプルでちょっと可愛い北欧テイストのおうち。

私も「かもめ食堂」に憧れておりますが、taka0taka0taka0さんが表現するとこんなにも素敵なお家になるのかと感銘を受けました。

誰かの真似ではない、オリジナル性溢れた北欧テイストのおうち。taka0taka0taka0さん邸を拝見していると、自身の「好き」を暮らしに取り入れて毎日を楽しんでいらっしゃることがとても良く伝わってきます。

流行りや周りに流されすぎず、自分の「好き」を体現する大切さを感じさせてくれるおうちです。

taka0taka0taka0さん、ありがとうございました。

■今回お話を伺わせていただいたかた
taka0taka0taka0さん

ABOUT ME
ryuryu_home
Daiwa House 〜中庭のある暮らし〜 おうちが大好き♡ ❀シンプルホーム編集部