注文住宅

コミュニケーションを大事にした、オリジナリティ溢れる素敵なおうち – s_home1128さん

ひと際目を引くキッチン腰壁は、なんとご夫婦がデザインされたというs_home1128さん邸。美しさだけでなく、面材には汚れに強いメラミン化粧板を使うなど細部までこだわりぬかれたキッチンは注文住宅ならでは。造作の格子を配したテレビ壁は位置にも配慮し、家族とのつながりを感じる上質な空間になっています。

基本データ

居住地域:関東
都道府県:千葉県

構造:ハイブリッド工法

敷地面積:42坪
延床面積:32坪

家族構成:夫、妻、娘

お打合せ回数
間取り:2回
内装:7回

ご夫婦でデザインされた、オリジナリティ溢れた造作キッチン

s_home1128さま邸を拝見すると、パッと目に飛び込んでくるがこの美しくて素敵なキッチン。こちら、なんとご夫婦で腰壁のデザインをされたものだとか。

「我が家の間取りの場合、キッチンはLDKの顔になりうるものでしたのでどうしても”オリジナリティ”のあるお洒落なものにしたいと考え出したのがキッカケになります。」と奥様。

ご夫婦ともにデザインとは全く関連のない職業で、インターネットやショールーム、インテリアショップで色々な例を見て少しずつイメージを固めていったそうです。

また、造作キッチンにする際に気になるのがずばりお値段。s_homeさんは、キッチン本体は標準のものにすることで価格を抑える部分をつくられたそうです。

汚れにも強いメラミン化粧板を使って

幼い娘さんがいらっしゃることから、面材には傷や汚れに強い、アイカ工業のメラミン化粧板をチョイス。造作のキッチン壁のほか、キッチン本体や背面収納まで同じ面材にすることで、圧倒的な統一感があります。

「娘がおもちゃなどでガリガリやっても傷がつかないので、微笑ましい気持ちで見ていてあげられます(笑)」とs_home1128さん。
ご夫婦だけでなく、娘さんにとっても居心地の良いキッチンになっているそうです。

腰壁の高さを調節し、生活感や圧迫感を低減

ティッシュやキッチンペーパーなどが正面から見えにくいよう、キッチン天板の高さから14センチ程高くされている腰壁。「そこまで広いLDKではないので、圧迫感をなるべくなくすために、腰壁の高さを出来る限り低くしました。」と、機能性とデザイン性を両立した素敵なキッチンは、ご夫婦の細部までのこだわりが反映されています。



≪キッチン本体仕様≫
タイプ:アイランド風
メーカー:タカラスタンダード
シリーズ:オフェリア
カラー:グレージュ(アイカ面材)


≪背面収納・吊戸棚仕様≫
メーカー:造作
カラー:グレージュ(アイカ面材)木目

位置にも気を配った格子のついたテレビ壁

キッチン同様、”オリジナリティ”を重視したのがテレビ壁だそうです。s_home1128さんご夫婦は全くと言っていいほどテレビをご覧にならないそうですが、来客の方々はリビングに集まり、そして視線はテレビ周りに集まると考え、格子を配置し、美しさを兼ね備えた壁にされたそうです。

家族とのコミュニケーションを意識し、空間のつながりに配慮した家具配置

当初、時計のある壁面にテレビを設置するようご提案いただいていたというs_home1128さん。その間取りではダイニングキッチンとリビングの真ん中を横切るような形でソファを置くことになるため、空間を2つに分断してしまう印象を受けたそうです。

「新居では家族との会話や時間を共有しながら料理をしたり食事をしたりしたい」との願いを叶えるために、間取りを変えないで空間の一体感が生まれるような家具配置を考え、階段前にテレビを配置することになったそうです。

どこに座っても「背を向けないLDK」に

テレビ壁のデザインだけでなく、テーブルやチェア、ソファなど、インテリア1つ1つの配置にまでこだわったs_home1128さん。

「夫婦が背を向けずに過ごせる空間なので、”一人で食事の片付けをしている感”がなくなり、以前より気持ちよく片付けやキッチン作業が出来ています。」

食事をしているとき、くつろいでいるとき、家事をしているとき。すべてのシーンでつながりを感じられるLDK。また、大人数でも”一体感”のある会話で盛り上がることができそうだと、お客さんを招く機会も楽しみにされているそうです。

「娘が大きくなり思春期を迎えたころでも、親子の会話が少しでも多くなればいいなと願っています。」との思いも込められた素敵なLDKは、真似したい要素が盛りだくさんですね。

心地よい光が差し込むホテルライクな洗面室

一階のLDKを広くとるために、二階に配置された水回り。洗面室は4.5帖と広めになっており、二方向にに設けた窓は角がちょうど南の方角を向いているため、陽が昇る時も沈む時も光が差し込むそうです。

「朝の始まりの場所とも言える場所ですが、採光がしっかりとれているので、お疲れ気味の日でも前向きな気持ちで朝の準備が出来ています。」とs_home1128さん。

また、ご夫婦ともに花粉症であることや、洗濯物の日焼け防止を考慮も忘れません。全ての洗濯物を乾燥機、もしくは室内干しで乾かすことを想定した空間設計に。

室内干しでは、あらかじめ設置されたツールボックスの洗濯物干し竿を使用しているそうですが、その広さのおかげで洗濯を干していても邪魔にならず、幼い娘さんがついてきても余裕がある広さで楽に家事ができていらっしゃるそうです。

連動性も考慮した大容量の造作棚

壁面に作られた大容量の収納は、家族全員のパジャマや下着、洗濯カゴ、洗剤類、ヘアセット道具、化粧道具全てがしまえるそう!

そんな洗面室と家事室が融合したかのような大空間は、6帖のウォークスルークローゼットともつながっています。洗濯をして、干して、畳んで、しまう、という一連の流れがとてもスムーズに出来るようになっているそうで、家事に奔走する主婦としてはとてもうらやましい設計です。

編集後記

オリジナリティあふれる家にしたいと、細部までこだわりぬかれたs_homeさん邸。

初めてs_home1128さん邸のキッチン腰壁を拝見したとき、ご夫婦でデザインされたものとは知らず、「わぁ!今はこんな素敵なキッチンがあるんだ!どこのメーカーかな?」と感激したことを思い出します。

家づくりで重視する部分に挙げられることが多いキッチンですが、このデザイン、好きだけどなにか違う…など、既製品では満足できないことも。

そんな時、自分でデザインするという選択肢を持つことができれば、より素敵なお気に入りの場所になることを気付かせてくださいました。

s_home1128さん、ありがとうございました。

■今回お話を伺わせていただいたかた
s_home1128さん

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