注文住宅

どこにいても緑を感じられる「中庭のある暮らし」にあこがれて – ryuryu_homeさん

蓼科や白馬、軽井沢などの、自然が身近にある暮らしに憧れていたというryuryu_homeさん。家づくりで一番に希望されたことは「リビングダイニングのどこにいても緑を感じられる家にすること」。そんな希望を形にした中庭のある注文住宅をご紹介いたします。

基本情報

お住まい:関東

ハウスメーカー:ダイワハウス
シリーズ:XEVO E
構造:軽量鉄骨造

敷地面積:78坪
延床面積:42坪

家族構成:夫、妻、息子2人

打合せ期間
間取り:2ヵ月
内装:2ヵ月

中庭を囲むように配置し、どこにいても緑を感じられるLDKに

「夫婦ともに高原リゾートが大好きで、白馬や軽井沢、蓼科や八ヶ岳などによく行っています。木に囲まれた雑木の中のテラス席でご飯を食べたり、夜にランタンを灯して語らったりする時間が特に好きで、そんな生活を自宅にいながら取り入れられないかと思っていました。また、高原リゾートのホテルやカフェのように、室内にいても緑を感じられる空間にも憧れていました。」

そう話してくださったryuryu_homeさん。窓から見える木々や、森の中のテラス席。憧れだった高原リゾートの暮らしに少しでも近づけるには…と考えた末に思いついたのが”中庭”を中心としたおうちだったそうです。

プライバシーと防犯に配慮したつくり

コの字型の建物の凹部分に中庭を配置し、前面を塀で囲うことでプライバシーを確保された中庭。

中庭をリビング・ダイニング・玄関で囲むことにより、どこからでも中庭の植栽を眺めることができる間取りになっています。

「中庭の前には芝生の庭、更にその前に駐車場があり、道路があります。土地自体に高低差があるため、道路を歩いている人から見られず、防犯的にもちょうどよい塀の高さが150㎝だと判断しました。」と、塀の高さにもこだわりが。そのおかげで、ひと目を気にせずいつでも「外の環境」を楽しめるおうちを実現されたそうです。

窓からの眺めが楽しい3枚窓から、夫婦で植えた植物を愛でる

中庭に面した窓は、両サイドを開くタイプの3枚窓。

「3枚窓では両サイドが網戸になりますので、中心の窓では額の様に景色を切り取ることができます。網戸を介しての眺めと、窓ガラスだけでの眺めでは心地よさに大きく差が出てしまうため、この三枚窓を選びました。」

中庭の植栽はすべてご夫婦で選ばれ、植えたのものご夫婦だそう。ジューンベリーやアオダモ、ヤマアジサイなどが植えられており、鳥たちが遊びに来ることもありそうです。

中庭に面したリビングやダイニングの窓からは、そんな風情あふれる眺めも楽しむこともできるらしく、なんとも贅沢な空間でふと感嘆の声がもれてしまいそうです。

家族や夫婦の憩いの場所として

気候の良い季節には、中庭で食事やお茶をたのしんでいるというryuryu_homeさんご一家。

テラスをピカピカに磨いてラグを敷き、ボードゲームをしたり、流星群を観察したりすることもあるそうです。お子さんが寝静まった後、夫婦でテラスに出てキャンドルを灯し、たわいのない話をして夫婦の時間を満喫するのも楽しみのひとつなんだとか。

晴れた日には中庭でBBQも

ロータスグリルは煙が出ないため、住宅街でも臭いを気にせず使える優れもの。こちらを使って中庭でバーベキューや焼き鳥を楽しんでいるそう。仲良しのお隣のご家族を招くことも。木々に囲まれて、非日常空間を楽しんでいます。

・・・・・

「人目を気にせずくつろげる屋外空間があるというのは本当に良かったです。部屋着で出ても平気ですし、中庭があるおかげでカーテンを閉め切らず生活できるので、室内からいつもグリーンを眺められ、開放感があります。暮らしにゆとりが生まれている気がします。」とryuryu_homeさん。

あわただしい日々の中、自然を身近に感じることができる空間があるだけで、ふだんの暮らしや心の面にもゆとりが生まれそうですね。

温度差に配慮した、リビングつなぎの水回り

注文住宅を建てる前に住まわれていたマンションが、リビングにつながって洗面所と浴室があるという間取りだったryuryu_homeさん。リビングとの温度差がなく、まだ小さかったお子さんをお風呂に入れたり歯磨きさせたりするのがとてもスムーズだったそう。その動線に感動し、家を建てる際は水回りをリビング続きにすることを重視されたそう。

それぞれのドアを開けておけば、リビングと一つの空間にすることができる水回りは、温度差がないため冬でも夏でも快適な空間になっています。

また、小さな子たちはお風呂に入る前にトイレに行くことが多いため、洗面所の隣にトイレを配置。リビングにトイレの音がもれないように、リビングとは扉を2枚隔てる形にされているそうです。

洗面所と脱衣所を分けることで来客に対応

また、遠方のご両親やご兄弟が集まることも多いそうで、誰かがお風呂に入っていても洗面所を使えるようにと、洗面所と脱衣所の間にはドアを設置。

来客時に手を洗っていただく際も、脱衣所の扉を閉めておけば洗濯機などの生活感のあるものを隠してしまえるのでお気に入りだそうです。

リビングからアクセスする水回りは

「マンションで経験していたので想像通りではありましたが、リビングと温度差のない水回り空間はとても使い心地がよいです。またリビング続きであるため、子どもも安心感があるようで、怖がったり後回しにせずに一人で歯磨きやトイレに行ってくれています。」とryuryu_homeさん。

温度差がないという利便性に加え、お子さんの自発的な行動を後押ししてくれるステキな間取りはぜひ参考にしたいですね。

気兼ねなく音楽を楽しめる空間を

幼いころより、お母さまの影響でピアノを習っていたというryuryu_homeさん。一日に数時間弾くことも多く、近所の迷惑にならないかと気にかけていたそうです。

「実家のピアノ室は今でこそ防音仕様ですが、当時は違ったため、夜間は近所迷惑になるといけないからとピアノの使用を禁止されていました。しかし、大きくなるにつれて帰宅が夜になっていき、練習ができなくなってしまいました。そんな経験から、子どもには時間を気にすることなく弾いてもらえるといいなと思い、防音室は家を建てるなら必ず作りたい部屋でした。」

コーナーチューンを設置したスタンダード防音室

△コーナーチューンは音のバランスを整え、響きにほどよい余韻と深みを与えてくれます

ダイワハウスにはハイグレード防音、スタンダード防音、ライト防音の3種類の防音グレードがあり、ryuryu_homeさんのおうちではピアノやヴァイオリン、フルートやシアタールームに対応したスタンダード防音を選ばれたそうです。

「ダイワハウスでは”奏でる家”と言って、建物をベースに防音室を設計、施工してもらえます。外壁はもちろん、換気扇や窓、ドアに至るまで防音仕様を施してもらえるため、安心して任せられました。」とのこと。

7帖ほどの空間には”コーナーチューン”と呼ばれるダイワハウス独自の音響システムを1つ設置することで、音の響きをよくされているそうです。

気になる防音効果は…

「現在はピアノはおいておらず、クラビノーバしかないのですが、大音量で弾いてみてもしっかり防音されていると実感できます。防音ドアの前や外の窓の前では弾いているな!というのがわかりますが、少し離れたら全く気にならないので作ってよかったです。」とryuryu_homeさん。

また、下のお子さまが小さいうちは寝室代わりに使っていたそうですが、周りの音が聞こえないため、朝になったことに気付かないほど静かな空間を体験できたそうです。

編集後記

「どこからでも緑を眺められる、蓼科や軽井沢を感じる家」をテーマにつくられたお家は、「中庭」を中心とした間取りにすることで、開放的でもありながらプライバシーも両立した空間を実現していました。

子供たちが寝静まった後、ご主人と2人で中庭に出てお茶をする時間が生活に潤いをくれるとおっしゃっていたryuryu_homeさん。

木々に囲まれた空間で、仕事のことや子育てのこと、最近好きなことや悩んでいること…たわいのない話をする時間は、お互いのことをもっと深く知ることができる大切な時間になっているそうです。

中庭が家族の絆を深める空間にもなっているだなんて、素敵ですね!

ryuryu_homeさん、ありがとうございました!

■今回お話を伺わせていただいたかた
ryuryu_homeさん

ABOUT ME
シンプルホーム
シンプルホームのWebメディア公式アカウントです。Instagramでは「シンプルで洗練された住まいや暮らしに役立つアイディア」をコンセプトとし、ステキなおうちを毎日ご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。